映画DVD付き菓子の映画の評価

カバヤ、水野晴郎が選んだ洋画



DVD付きで315円は安いっ!
しかし映画の中身によってはガム一枚で315円となってしまう訳で(笑)
id:koseki さんの二番煎じですが。(http://d.hatena.ne.jp/koseki/20040628)
allcinema ONLINEで検索してみました。

 ヘミングウェイの原作は短篇で、キリマンジャロの麓で死にかかった作家の、過去の回想というより、断片的な記憶の甦りが妻との会話の形であっさりと綴られているのだが、それを映画は思いきり膨らませ(いわゆるヘミングウェイ的世界を観光案内風に付け足して)二時間の内容にしている。

監督:ヘンリー・キング 原作: アーネスト・ヘミングウェイ 出演:グレゴリー・ペック エヴァ・ガードナー スーザン・ヘイワード他 (1952年/アメリカ映画)
前評判が高かったため豪華キャストに釣られて見た人から「ありゃ、なんじゃろの雪」と酷評されていました。
allcinema では★8(10点評価)。

 第二次大戦下、夫を失った母娘が空襲を避けるために疎開した。そこで彼らは、一人の青年と親しくなるが、彼はドイツ兵に道案内として連れ去られる。そして二人は、ローマへ帰る途中で兵士たちに強姦され、感情を失う。二人の感情が戻ったのは、青年の訃報が届いたときだった……。

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ 出演:ソフィア・ローレン ジャン=ポール・ベルモンド ラフ・ヴァローネ他(1960年/アメリカ映画)
この映画でソフィア・ローレンアカデミー賞主演女優賞カンヌ映画祭女優賞、NY批評家協会賞、ゴールデングローブと総なめ。89年にソフィア・ローレンシドニー・ペニーでリメイク。
allcinema では★6(10点評価)。

 銀行襲撃に失敗して捕らえられていたリオが出所した。彼は同房の仲間と共に、かつての相棒ダッドの元を訪ねる。リオは、ダッドの娘ルイザと恋仲になったが、それはダッドと決裂を引き起こした……。M・ブランドが監督・主演した異色のウェスタン。

監督:マーロン・ブランド 出演:マーロン・ブランド カール・マルデン アン・バクスター他(1960年/アメリカ)
ペキンパーとキューブリックが企画段階で参加している西部劇で、ちょっと普通の西部劇にない倒錯した奇異な趣が楽しめる。また中盤までのブランドとカール・マルデンの虚々実々のやりとり、嘘のつき合いは、確かにタランティーノを熱狂させるだけのことはある面白さ。
allcinema では★9(10点評価)。

 ロシアの生んだ世界的な文豪レオ・トルストイの不朽の名作。1880年のモスクワ。伯爵夫人のアンナは、軍人のブロンスキーと駅で出会い、そのまま恋に落ちてしまう。だが、二人の関係は事実上の不倫であり、当時の社会通念では決して許されるものではなかった。真実の愛を貫くため、アンナは離婚を決意するが、残酷な運命が彼女を襲う。

監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ 原作:L・N・トルストイ 出演:ヴィヴィアン・リー ラルフ・リチャードソン キーロン・ムーア他 (1948年/イギリス)
27年にグレタ・ガルボ主演公開。67年、97年にもリメイクされる。
allcinema では★7(10点評価)。

 珍道中シリーズの第六作。もともとナンセンス・コメディですが、ストーリーがいまいちなのが残念。カメオ出演してるゲストは豪華。ビングにいつもいいように利用されてしまうボブ・ホープ、という構図も相変わらず。

監督:ハル・ウォーカー 出演:ビング・クロスビー ボブ・ホープ ドロシー・ラムーア他 (1952年/アメリカ)
ボブ・クロスビーが出て来た後、「アフリカの女王」のハンフリー・バガード、そして彼のオスカーまで出てくるあたりから面白くなってきます。ジェーン・ラッセルが出てくる楽屋落ちのラストシーンも愉快。
allcinema では評価無し。

 冒険小説『キング・ソロモンの宝窟』の映画化で、アフリカにロケを敢行したアドベンチャー・アクション。アランはアフリカ奥地で行方不明になった弟を探しに秘境にやってきた。彼は、弟がカルアナという前人未到の地で行方不明になったことを突き止めるが、そこにはソロモン王が隠した巨大なダイヤが眠っているという伝説があった。

監督:ロバート・スティーヴンソン 出演:ポール・ロブソン セドリック・ハードウィック ローランド・ヤング他 (1937年/イギリス)
50年と85年にリメイク。85年版はシャロン・ストーンが出演しているが特撮慣れした目からは・・・。
allcinema では★5(10点評価)。

 ナポレオン軍の将校が出会った美女エレン。彼はエレンを追ってレッペ男爵の古城へやってくる。だが男爵の口から出た言葉は、エレンが既に死んでいる、というものだった……。

監督・製作:ロジャー・コーマン 出演:ジャック・ニコルソン サンドラ・ナイト ボリス・カーロフ他 (1963年/アメリカ)
「忍者と悪女」を撮り終えたコーマンが、ボリス・カーロフの契約がまだ三日残っている事を利用して速攻で撮り上げた作品。当時、コーマンの下で働いていたコッポラ、ボグダノヴィッチをはじめ主演のジャック・ニコルソンまでもが素材集めに奔走したという作品だが、出来上がった映画は多少ストーリー展開に混乱が見えるぐらいで実に幽玄な雰囲気を持った佳作に仕上がっている。
allcinema では★6(10点評価)。

“黄金の腕”とあだ名されるカードの名手フランキーは、六ヶ月の療養所生活を終え、古巣の町に戻った。アパートには実は既に治っているが、彼が自分から離れないよう不具のフリをしている車椅子生活の妻。フランキーは施設で持ち前のリズム感を生かしドラムの修行を受けていたが、妻にとってディーラーの彼こそがよき稼ぎ手で、そのため再び麻薬に手を出すことも厭わない気配。売人のルイは影のようにつきまとう。そんな彼を親身に心配してくれるのは、酒場のホステス、モリーだけだった。やがて、フランキーにオーディションの口がかかるが腐れ縁から受けた賭博が長丁場になり、その間、麻薬を打ち続けたフランキーは完全なジャンキーとなって……。

監督・製作:オットー・プレミンジャー 出演:フランク・シナトラ エリノア・パーカー キム・ノヴァク他 (1955年/アメリカ)
麻薬中毒者に扮するシナトラの、禁断症状に苦しむ迫真の演技が評判を取り、テーマがテーマだけに検閲論議のタネとなって、製作・監督のプレミンジャーがますますハリウッドの問題児たる面目を保った力作。
allcinema では★7(10点評価)。

 大牧場主のマクリントックのもとに、二年前に別れたきりの妻が戻ってきた。目的は、二人の娘を東部に連れて帰ること。彼はなんとか妻をなだめて、一緒に暮らそうと申し出るが……。

監督:アンドリュー・V・マクラグレン 出演:ジョン・ウェイン モーリン・オハラ パトリック・ウェイン他 (1963年/アメリカ映画)
勝ち気な妻に翻弄される男をコミカルに描いた、マクラグレン監督の日本デビュー作。
allcinema では★6(10点評価)。

  • 愛のアルバム

 グラントとI・ダン主演のクラシカルなメロドラマ。監督はG・スティーヴンスで、初期のコメディ(とても才能があった)からそろそろシリアスものに使われ始めた時期の作。別れを決断した二人が想い出のレコードを聴く、針とびするのもあの頃と同じ箇所だ−−なんてロマンティックな開幕からうっとり、流れるように幸福な回想へとつながってゆく。やがて突然の不運が二人を見舞い、その痛手から回復できない両者は……。

監督・製作:ジョージ・スティーヴンス 出演:ケイリー・グラント アイリーン・ダン ボーラ・ボンディ他 (1941年/アメリカ映画)
あまり良い状態の画像でないのでますます古色蒼然と見えるかも知れないが、ハンカチ二枚分は泣けるかも。モノクロ。
allcinema では評価無し。


あ〜、紹介が長かった。
でも315円でこれらの古き良き名作達を楽しめるのなら買いでしょう。
シークレットはやっぱり「シベリア超特急」で決まり。